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訃報 片桐夕子さん   右近 : 2023/04/15(Sat) 11:23 No.888

日活ロマンポルノ創成期から活躍されていた片桐夕子さんが昨年亡くなられていたそうです。
https://www.asahi.com/articles/ASR4D640VR4DUCVL024.html

彼女のロマンポルノ全盛期の作品はあまり見る機会はなかったのですが
1978年「危険な関係」での三浦洋一とのからみはすごかったですねー。

謹んでご冥福をお祈りします。
ID:x8u5S1ptVM
片桐夕子さん、ありがとうございました   シネポ : 2023/04/16(Sun) 11:38 No.890

右近様、書き込みありがとうございます。

そうですね、わたしも驚きました。
ほんとうにスクリーンで輝きを放っておられた女優さんで、白川和子さん、谷ナオミさん、宮下順子さんといった方々のような落ち着きさではなく、かといって田中真理さんのような鋭利さでもない、他の方にないタイプの女優さんだったと思います。この路線は後、寺島まゆみさんが登場するまでなかったような気がするんですが…。

片桐さんの訃報を知り驚いたことが2つありました。
1つ目は、意外な年齢の若さ、です。70歳でいらしたんですね。まだ亡くなられる年齢ではないので、そこは残念ですが、1971年のロマンポルノ第2作目に主演されているという経歴から考えると、もっとお年を召していらっしゃるもんだとばかり思っていました。
2つ目は、俳優としての現在の所属事務所自身が、片桐さんが去年の10月に亡くなっていらしたということを知らなかったという事実です。ということは去年の7月、8月ぐらいからまったく彼女のお仕事がなかったということですよね。なので彼女にコンタクトを取ってなかったから今まで知らなかった…。現役の俳優としてこれはお辛かっただろうなって…。

片桐夕子さん、かつてロマンポルノを上映していた映画館で働いていた者として言わせていただきます。あなたのおっぱいはほんとうに美しかった。多くのお客様は満足し、わたしの先輩方はおかげでご飯が食べれました。そしてわたしも、何度も何度も特集であなたをプログラムさせていただきました。感謝の言葉しかありません。
ありがとうございました。

右近様、これからもよろしくお願いいたします。
ID:lwPDcK6Gpc
Re: 訃報 片桐夕子さん   右近 : 2023/04/16(Sun) 12:42 No.891

片桐夕子さんは、日活の研究生上がりでロマンポルノでの役名が芸名(片桐夕子)になったと聞いてます。

twittwerの情報でロマンポルノ、デビュー前に五月由美名義で「新ハレンチ学園」に出演されているようです。
https://twitter.com/nichipro/status/1647188472078413824?cxt=
HHwWgMDRxYXM_tstAAAA
ID:NO8.waOKvg
片桐夕子さん   シネポ : 2023/04/16(Sun) 13:46 No.892

右近様、続いての書き込みありがとうございます。

そうですね。ちょい役として出演し、そして次に『女高生レポート 夕子の白い胸』に主演となり、なのでこちらが実質的なデビュー作と言われていますね。

『女高生レポート 夕子の白い胸』
https://cinepo.com/html/9137.html

そしてこの作品の役名をそのまま芸名にしたというのも、今は有名な話ですね。

なお、この作品の大ヒット受けて、夕子シリーズ(?)第2弾まで作られています。
『女高生レポート 花ひらく夕子』
https://cinepo.com/html/9136.html

右近様、ありがとうございました。
ID:lwPDcK6Gpc
[→892] Re: 片桐夕子さん   ぢーこ ◆UyBusNhG7. : 2023/04/19(Wed) 12:50 No.893

お久しぶりです。

片桐夕子さんのこと、私もネットニュースで知りました。残念です。
かつてロマンポルノやピンク映画で活躍されていた女優さん、俳優さんの訃報を聞く度に寂しくなります。
初期の頃から活躍されていた方はもうそれなりのお年になられているのですね。

私が成人映画解禁になったのは昭和54年ですので、この頃は既に片桐夕子さんのピークは過ぎており、それでも出演作の何本かは見ているのですがあまり記憶に残っていないです。

ただ一つ記憶にあるのが「女高生レポート 夕子の白い胸」くらいです。大学の3年生くらいの時に再上映があったので見に行きました。
これもラスト近くに”エレベーターの中で襲われる”というシーンに興味津々で見に行ったのですが、期待があまりにも大きすぎたのかこのシーンも覚えていません(苦笑)

幸いなことに彼女の出演作は比較的多くネット上にでていますので、追悼の意味でもう一度見てみたいと思います。

合掌
ID:lSY04zoTb.
片桐夕子さんといい…   シネポ : 2023/04/19(Wed) 16:48 No.894

ぢーこ様、書き込みありがとうございます。

わたしはぢーこ様とちょっと違って、片桐さんってまだお若かったんだという印象を思ってしまいました。
何しろロマンポルノ製作第2作目の主演女優さんですからね。ロマンポルノが始まって今年で52年目、ということは片桐さん、『女高生レポート 夕子の白い胸』のときは18歳だったということで、なので享年70歳なんですね。70って、世間的にはまだまだこれからなのに…。

『朝はダメよ! 』(1980年 監督:根岸吉太郎 主演:鹿沼えり)で脚本家としてデビュー、他には『宇能鴻一郎の修道院付属女子寮』『情婦はセーラー服』『白衣物語 淫す!』などを書かれた、竹山洋さんもこの4月12日に亡くなられました。竹山さんは享年76歳。各新聞の訃報欄にはNHK大河ドラマ『秀吉』『利家とまつ』の脚本家と紹介されていましたが、ロマンポルノについてはほとんど触れられていなかったですね。

こうしてこれからロマンポルノは、どんどん映画史という歴史の中に刻まれていくことになっていくんでしょう。

ぢーこ様、またよろしくお願いいたします。
ID:kSb5moLTg2
こんな音源が・・。   右近 : 2023/04/22(Sat) 08:56 No.895

SNS等で片桐夕子さんへの追悼メッセージが多く寄せられていますが
こんな音源がアップされていました。

1975年に発売された、日活ロマンポルノの女優12人が集ったアルバム「おんな不貞寝の子守歌」に収録された曲。
おんな不貞寝の子守歌(梵坊の子守歌)
https://www.youtube.com/watch?v=TCFuzqR3ZXI

これは知りませんでした。
時代ですねー。
ID:NO8.waOKvg
この音源って…   シネポ : 2023/04/22(Sat) 17:28 No.896

右近様、続いての書き込みありがとうございます。

いや〜、これ凄いんですが、アルバムということはLPレコードってことですよね。ていうことは、この手の曲が何曲も入っているということなんでしょうね。いや、12人の女優のオムニバスアルバムということは12曲入り? なのかな。
誰が歌っているのかも分からないし、作者不詳とか、なんか謎めいていて、これはレコードジャケットをぜひ見てみたいです。ジャケットは12人のヌードがずらりなのかな(笑)。で、こんなのを発売しちゃったレコード会社はどこなんだろう…。

ロマンポルノって、結構劇中で使っている音楽や挿入歌、主題歌にロックが多く、それが70年代という時代背景もあって、当時の若者から大いに支持されたというころもあるんですけど、この曲はド演歌ですやん。そのギャップもたまりませんね(笑)。

右近様、貴重な情報をありがとうございました。またどうぞよろしくお願いします。
ID:lwPDcK6Gpc
プレミア盤のようです。   右近 : 2023/04/23(Sun) 08:22 No.897

「おんな不貞寝の子守歌」のアルバムの内容がわかりました。
https://www.discogs.com/ja/release/13839799-Various-%E3%83%A
D%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%8E-%E3%82%A8%E3%
83%AD%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%94%98%E3%81%84%E5%9B%81%E3%81%8D-
%E3%81%8A%E3%82%93%E3%81%AA%E4%B8%8D%E8%B2%9E%E5%AF%9D%E3%81
%AE%E5%AD%90%E5%AE%88%E5%94%84


オークションとかにでているようですが、5,000円以上はするようです。
ID:NO8.waOKvg
「おんな不貞寝の子守歌」   シネポ : 2023/04/23(Sun) 10:54 No.898

右近様、詳しい情報をありがとうございました。

な〜るほど、カバーアルバムだったんですね。そしてラストを飾る曲だけがオリジナルで、全員が登場という。いや、いや、こういうのが出せる、そういう時代だったんですね。
しかし、ウォークマンもデジタルオーディオもなかった頃で、これを聴くには自宅のステレオしかなかった時代ですよね。妻や子のいる多くのお父さん方は、当然自宅でこれは聴けなかったでしょうし、そもそもこのLPは自宅に置いておけなかったでしょう(笑)。
そんなこんなで、このアルバムのセールス記録が気になるところです。

しかし、ひろみ麻耶さんが歌う「エマニエル夫人」、いかにもな、何のひねりもない選曲ですが、ちょっと聴いてみたい気がしますね(笑)。

ありがとうございました。
ID:lwPDcK6Gpc
[→896] Re: この音源って…   ぢーこ ◆UyBusNhG7. : 2023/04/23(Sun) 11:00 No.899

「おんな不貞寝の子守歌」
ヤフオクを覗いてみました。結構いい値がついていましたね。最高の出品価格は28,000円、さすがにこの値段での入札はありませんがレアものであることは間違いなさそうです。「なんでも鑑定団」級といったら言い過ぎでしょうか(笑)


ロマンポルノの中で使われている音楽の中で印象に残っているのが一つあります。1979年、水島美奈子さん主演の「レイプ・ショット 百恵の唇」という作品です。
この作品の中で水島美奈子さんはスター歌手という設定で「飛べない天使」という曲が大ヒット中というストーリーになっていました。
ところがこの「飛べない天使」という曲が高村ルナさん主演のロマンポルノ作品(題名は忘れました)にも使われていることを最近知りました。
どのようにしてこの曲が作られたのかは全く分かりませんが(ネット上では全くヒットしない)、「こういった音楽なども小道具みたいに使い回しされるんだ・・」と思った次第です。


片桐夕子さんの主演作「女高生レポート 夕子の白い胸」見てみました。
片桐さんは美人系・かわいい系というよりも童顔系という感じですね。当時まだ10代だったみたいですので当然といえば当然なんですが・・・。ただ、見る角度が変わると「??」という表情の時もありました。
エレベーターの中でのレイプシーンに注目していました。多分日活ロマンポルノのレイプシーン第1号だと思うのですが、表現はかなり抑え気味ですね。全裸のシーンが他にもいくつかあるのですが、いわゆるカラミのシーンはこれだけ。ロマンポルノ創生期の作品のせいか「エロをどこまで表現するか」ということに試行錯誤していたのではないかというような雰囲気が感じられました。(私の主観です)
ID:lSY04zoTb.
「エロをどこまで表現するか」   シネポ : 2023/04/26(Wed) 17:52 No.902

ぢーこ様、書き込みありがとうございます。

おっしゃる通りですね。ロマンポルノごくごく初期の作品は、エロ表現に試行錯誤、というか、昨日まで小林旭や渡哲也、高橋英樹らのアクション映画を撮っていた人々が、ほんまにエロなんか撮れんのか? 的な戸惑いどころは見られますよね。
あまりにも有名な1作目『団地妻 昼下りの情事』のラストシーンなんか、崖から車1台落として、回転落下させ、崖下で爆発炎上なんて、ポルノ映画の終わり方じゃないですよ。完璧に日活アクション映画の延長です。
そしてようやくエロ表現に慣れてきたころに猥褻摘発ですから、スタッフの皆さんのご苦労が分かるような気がします。

音楽に関しては、いわゆる著作権絡みで、各映画会社や製作プロダクションが、自分のところで曲を作って、それを使うというのはよくやられていたと思います。日活もそういうことをされていたのか、「飛べない天使」という曲がそうなのかは知らないですが、ピンクなんかでは例えば獅子プロさん製作の作品では、よく同じ曲が流れています。おっ、またこの曲かい、と思うことが多々ありますけどね(笑)。

それにしてもこのオムニバスアルバム、凄い値なんですね。ということは、発売時にあまり売れなかったから、世への流通数が少ないということでもあるんでしょうね。そりゃ、お父さん方は買って、家で聞けないですよ(笑)。

どうもありがとうございました。またよろしくお願いいたします。
ID:kSb5moLTg2
[→902] Re: 「エロをどこまで表現するか」   ぢーこ ◆UyBusNhG7. : 2023/04/30(Sun) 21:46 No.904

シネポ様


>アクション映画を撮っていた人々が、ほんまにエロなんか撮れんのか?

ですよね。
エロを撮れるのか?というニュアンスとはちょっと違うのですが、当時の日活では「どこまで表現したら映倫に引っかかるのか?」というノウハウがなかったそうです。そりゃ、それまで作ったことがないものを作るというのですから当然といえば当然なんですが・・・。
そこでも白川和子さんがピンク時代の経験を活かして「・・・・までは映倫に引っかからない」といったノウハウを監督らに伝授したそうです。
こういった面でも白川さんは日活の救世主だと思います。

>崖から車1台落として、回転落下させ、崖下で爆発炎上なんて、ポルノ映画の終わり方じゃないですよ。完璧に日活アクション映画の延長です。

このシーン、「〜昼下がりの情事」の為に撮影されたものではなく、過去のアクション映画のシーンをそのまま流用したそうです。たまたま同型同色の車があったので実現することができたのだとか・・・・。当時の日活が資金がなくて切羽詰まっていたことを伺わせるエピソードですよね。
以前に書いたことがある1977年公開の「横須賀男狩り 少女・悦楽」ではラストで車1台を燃やしています。この頃になると少し余裕ができたのかなという感じがします。

シネポ様が既にご存知の話かも知れませんが・・・・。
ID:lSY04zoTb.
知らなかった〜   シネポ : 2023/05/02(Tue) 11:50 No.906

ぢーこ様、続いての書き込みありがとうございます。

いや〜、『団地妻 昼下りの情事』のラストシーン、リユースだったというのは初めて知りました! 驚きです。
音楽の再利用だけでなく、映像にもそういうことがあったんですね…。
今のように、作品ごとに製作委員会を作って、責任制作プロダクションが撮影するという映画作りでは考えられないですよね。撮影所システムがあり、映画会社1社がすべてを仕上げて、その責任を持っていたからこそ出来た、スーパー裏技ですね(笑)。
いい時代だったんだな〜…。

片桐さんはそんな時代に、その真ん中におられてたんですよね。ちょっと昔の映画のことが大好きな人にとっては羨ましい限りです。
片桐さん、いろいろ持っていっちゃったお話もきっとあったんでしょうね。そこも残念な気がします。

ぢーこ様、ありがとうございました。続いてよろしくお願いいたします。
ID:lwPDcK6Gpc

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