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日活ロマンポルノの思い出   ジロー : 2014/01/24(Fri) 11:08 No.234

 シネポ様、先日お知らせしたとおり日活ロマンポルノの思い出話をさせていただきます。日活が成人映画に方向転換したのが皆様ご存じのとおり1971年11月のことです。その第1回目の封切作品が白川和子の「昼下がりの情事」と小川節子の「色暦大奥秘話」ですが、残念ながらこの2作品は見ておりません。私が最初にロマンポルノを見たのは第2回目の封切の「色暦女浮世絵師」と「女高生レポート・夕子の白い胸」です。前者は小川節子、後者は片桐夕子の主演作品です。この両作品の筋はあまり覚えていませんが、とにかく女優があか抜けているというかピンク映画で見る女優群とはあきらかに違いました。それにオールカラーのせいかとにかく画面が明るかったです。その頃のピンク映画はモノクロが主流だったということもあり画面が暗いのが多かったです。
 女優さんは発足当初はピンク映画界から移籍した白川和子を筆頭に小川節子、片桐夕子、田中真理、中川梨絵、梢ひとみ、宮井えりなという布陣だったと思います。少し遅れて、1960年代後半のピンク映画界で活躍していた二条朱実が加入、そしてピンク映画界から宮下順子、谷ナオミ、東てる美が移籍してきました。わたしがひいきにしていたのは時代劇専門だった小川節子でした。
 ロマンポルノはピンク映画ほどではありませんが、けっこう見ていました。特によく見たのは時代劇や女侠客物でした。1973年正月に公開された「色暦大奥秘話・おんな事始め」は二条朱実扮するくノ一が出てきたりしてちょっと異質でしたので今でもよく覚えています。現代劇ではひいきの小川節子が珍しく現代劇に出た「香港慕情」が記憶に残っています。
 ロマンポルノはほとんど近鉄沿線の布施日活で見ました。この頃東大阪の布施という所は映画館がたくさんあり邦洋を問わず大抵の新作映画はこの街で上映していました。東映の映画も布施の東映リオン座で見ていました。東映といえば日活ロマンポルノと同時期に東映ポルノというのを配給していました。ピンク系の独立プロ作品を東映映画として上映していたわけです。
 また次回はピンク映画に戻って1980年前後の思い出話をさせていただきます。
ID:VhK7RJQ/9.
Re: 日活ロマンポルノの思い出   シネポ : 2014/01/24(Fri) 17:24 No.235

ジロー様、続いての書き込みありがとうございます。

ロマンポルノの時代劇物とか、明治時代、大正時代物なんかは凄かったですね〜。
ロマンポルノは、当時のピンク映画の何十倍もの予算で製作していたといいますし、なんといっても日活が撮影所を持っていたというのが、最大の強みだったんですよね。つい先日まで一般映画をやっていた撮影所のスタッフさんが、セットを作り、時代考証をしていたというのですから、そりゃ当時のピンク映画では太刀打ちできませんよね。今でもそれらの作品群は、見ごたえあります。ていうか、こんな凄い映画を3本立で観ていたなんて、封切でご覧になっていた方々が羨ましすぎます(笑)。

女優さんもまさしく名花ですよね。わたしの友人は、今でも片桐夕子さんで自慰できると豪語しております(笑)。

で、昔の日活の関係者の方に聞いてみました。
布施日活さんは、日活の直営館で、当時はキタやミナミのメイン館に負けないぐらいお客様が入った優良館だったそうです。「懐かしいな〜」とおっしゃっておられました。

また、他の劇場のこともお教え下さい。
ありがとうございました。


追伸
ジロー様の書いて下さることが、そろそろわたしたちの運営しております、成人映画グッズの通販サイト【CINEPO.com】の内容とようやくかぶってまいりました。
きっと思い出されることもあると思います。お時間のあるときに一度ご覧になって下さい。
こちらです→http://cinepo.com
ID:TWvLr2Cekg
Re: 日活ロマンポルノの思い出   ジロー : 2014/01/26(Sun) 00:07 No.236

 シネポ様、ご自身が運営されているロマンポルノ・ピンク映画のグッズ販売サイトを拝見いたしました。なつかしいポスターやスチールがありますね。特にスチールはすごいですね。ポスターは他の販売サイトやヤフオクでよく見かけますがスチールがこれだけ揃えられている所は見たことありません。またひょっとしたら注文するかもしれませんがその時はよろしく。それから他の劇場のことですが、ピンク映画は関西のいろんな劇場に行きました。残念ながら劇場名を覚えていない所が多く覚えている範囲で列挙しておきます。大阪では大劇シネマの他に新世界の温泉地下劇場、梅田のオークラ地下劇場・東梅田シネマ、あとは京橋、阿倍野、小阪、千日前等にも行きましたが劇場名は忘れました。神戸では1度だけ福原国際(現存する福原国際東映かどうかわかりませんが)という劇場に行ったことがあります。京都では千本日活の他には新京極の弥生とかいう劇場に行ったことがあります。
 以上、返信が長々となりましたが次は1980年前後の思い出話でもいたします。
ID:VhK7RJQ/9.
Re: 日活ロマンポルノの思い出   シネポ : 2014/01/26(Sun) 22:25 No.237

ジロー様、続いての書き込みありがとうございます。

うわ〜、新世界の温泉地下劇場というのは知りません。新世界のどのあたりにあったんでしょう。名前もすごいですね。いやいやいや…、ほんとに勉強になります。
でも、あの当時って、普通に街の景色の中にポルノ・ピンク映画館が存在してましたからね。あの空気感は何だったんでしょうね。館前にあった、手書きの映画看板の女優さんのおっぱいが、日に焼けたりしてところどころ色褪せしていたのを思い出します。ある意味、いい時代だったんでしょうね。

また書き込み楽しみにしております。
ありがとうございました。


追伸
【CINEPO.com】はわたし自身が運営しているのではなく、わたしの勤めている会社で運営しているのものですので、そこだけはちょっとジロー様の誤解を解いておきますね(笑)。
スチール写真につきましては、まだまだ未整理のものも多く、今後も掘り出し物が続々という気がします。
ただしスチールは1点物が多く、まさに早い者勝ちというのが難点なのですが…。
もしお気に入りのものがお有りでしたら、ご利用下さい。
ID:FVxET1mgkk
Re: 日活ロマンポルノの思い出   ジロー : 2014/01/27(Mon) 23:03 No.238

シネポ 様
 いつもご丁寧に返信をくださって恐れ入ります。ところで、温泉地下劇場というのはじゃんじゃん横丁にありまして、通天閣側から入ってすぐ左にありました。1979年の終わり頃に三条まゆみの大蔵映画「衝撃ポルノ!したたり」というのを見た記憶があります。温泉会館とかいうビルの地下にありました。同じビルの階上にも映画館があったように記憶しております。温泉映劇だったかな?洋物のポルノを上映していたように思います。新世界は当時から入場料の安い映画館がたくさんありポルノに限らず日本映画の古い名作もよく見に行きました。戦後間もない頃の映画なんかもよくやっていました。今でも東映の任侠映画の広告看板をよく見かけます。
ID:VhK7RJQ/9.
Re: 日活ロマンポルノの思い出   シネポ : 2014/01/28(Tue) 17:11 No.239

ジロー様、書き込みありがとうございました。

温泉地下劇場さんの情報、ありがとうございました。
分かりました。演芸場の「新花月」さんと同じビルにあったんですね。
いや〜、新花月さんも含めて、営業中に行っておくべきでした…。今となっては悔やまれます。

映画館や興行場は、やっぱり行かないとダメですね。特にシネコンが主流になってしまった現在、単独館として頑張っておられるところはどこも厳しいと聞いてますから、なおさらです。

新世界にはそれでも今も成人映画館が4館営業なさってます。日本一の密度の高い地域です。4館にはこれからも、そしてずっとずっと、成人館の灯を守っていただきたいものです。
興味のある方は、ぜひ足をお運び下さい。

ということで、最後はジロー様への返信じゃなく、成人映画界やファンの皆様へのエールになってしまいました。
お許し下さい。

また、どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
ID:TWvLr2Cekg

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