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タイトルについて   いし : 2022/03/22(Tue) 10:26 No.764

ふと思いついたので忘れないうちに投稿します。

宮井えりなさんの「襲られる」の小舟に引き上げられる悲壮感で盛り上がっていますが、やはりこれは一度は見ておきたいシーンです。
ところで「襲られる」というタイトルは、えりなさん側に立ったタイトルですよね。これは小川亜佐美さん主演の「襲う」と対になった作品という意味合いもあるのでしょうか。「襲う」は男の立場に立ったタイトルであり、「襲られる」はえりなさんの立場に立っているのが対照的で、このあたりは作品の内容にも関係しているのでしょうか。両方とも見ていないので何とも言えませんが・・・。

そういえば「レイプハリケーン裂く!!」も男の立場からのタイトルです。一方「白く濡れた夏」は極めて客観的な立場かな、と。「白く濡らされた夏」なら雪江の立場、「白く濡らした夏」なら男の立場になる気がします。まあ、作品の描き方の問題というより、語呂の問題の方が大きいのかとも思いますが。このあたり、タイトルの付け方について、シネポ様に何かご存知のことがあれば教えて頂ければありがたいです。

そういえば例のスーパーの「雪江そっくり美人」ですが、昨日は4人連続していい年したおっさんたちが並んでいて思わず笑いそうになりました。他のレジはおばちゃんたちが並んでいるのに(笑)もちろん私が5人目になったことは言うまでもありません。このオッサンの中にロマンポルノの監督がいたとしたら、この美人を主演にどんなタイトルの映画を作ってくれるかな、などと妄想しながら並んでいたらあっという間に会計が終わってしまい(笑)もっとたくさん買い物すればよかったと後悔しつつ帰ってきました。でもレジに並ぶオッサンたち同士で股間を熱くする女を密かに共有している何とも言えない無言の連帯感が漂っていて、この人たちとはきっといい友達になれそうだと強く思いました(笑)
あ、シネポ様がおっしゃるように店長さんも含めて、ですね。
ID:NO8.waOKvg
タイトルについては…   シネポ : 2022/03/22(Tue) 18:05 No.765

いし様、書き込みありがとうございます。

作品タイトルの付け方について、詳しいわけではありません。成人映画の場合、タイトルの決定権はすべて配給会社にあり、会社は客の入りそうなタイトルを好んで付ける、それだけだと思います。
なのでヒットした作品があると、柳の下を狙って類似系のタイトルを続けて付ける、その傾向があるということだと思います。

ご指摘のロマンポルノ単純明快タイトル(笑)に関しては、まず1976年に八城夏子さん主演の『犯す!』が製作されヒットしたのでしょう。同年に宮下順子さん主演の『犯される』、梢ひとみさん主演の『暴行!』、77年になって宮下順子さん主演の『責める!』、そして宮井えりなさんの『襲られる(やられる)』となり、78年に小川亜佐美さん主演の『襲う!!』、再び宮井えりなさん主演で『襲え!』、八城夏子さん主演『暴る!(やる)』と続いていきます。
ま、確かに単語ひとつでインパクトのあるタイトルではありますので、客受けは良かったのかもしれませんね。でもさすがにネタ切れなのか、『暴る!(やる)』以降はなかったような気がします。

ただ、客入りを狙った類似タイトルというのは、日本映画界独特の手法かもしれません。
例えば香港カンフー映画の邦題には『燃えよ〜』とか『〜拳』がよく付いてましたし、アメリカ映画でも『俺たちに明日はない』とか『明日に向かって撃て』とか…。
これは興行(映画館)側の意向も反映されているのかもしれませんね。かつて新日本映像(エクセス)の方と私たち映画館側で会議をやったとき、エクセスさんの製作担当者の方が「客の目を引きそうな、いいタイトルを思いついたら、遠慮なく電話してください」とおっしゃったのを覚えています。そういうことなんだと思います。

いし様の妄想で言うと、『美人レジ係の女 全員で襲う!』というタイトルかなと(笑)。
あまりいいタイトルじゃないな…(苦笑)。

ありがとうござ会いました。
引き続きよろしくお願いいたします。
ID:kSb5moLTg2
Re: タイトルについて   いし : 2022/03/23(Wed) 17:39 No.766

シネポ様

 早速ありがとうございます。
タイトルにはそういう事情が絡むのですか、知りませんでした。てっきり監督がつけているのかと思っていました。確かにタイトルとポスターで見に行くかどうするかを決めていた時代でもありますし、いまのようにネットで下調べなんて夢のようです。スポーツ紙の下段の広告にドキドキして何を観ようかと迷ったのが、今となっては微笑ましい気すらします。
それにしても「襲」「暴」「犯」「責」「裂」など過激な文字が流行しましたね。大谷麻知子さんの「熟れはじめ」なんて穏便なタイトルです(笑)確か初めて見たポルノが「熟れはじめ」でしたが、そのタイトルとTシャツをたくしあげた麻知子にドキドキしながら見に行ったものです。ただ、いつかも書いた気がしますが、あまりのコインにがっかりして「麻知子、もっとオッパイでかくなれ!!」とか勝手なことを日記に書いた覚えがあります(笑)当時は少し年上のカワイイお姉さんを「麻知子」と呼び捨てにして征服感を味わっていた気がします。10代の男はみんなそうかも??

タイトルまでありがとうございます(笑)なんか、文字を見ただけで興奮してしまいました(笑)全員って宮井えりなも石井雪江も3人でしたのでスクリーン史上最多記録更新かもしれません。またまた股間が熱いです(笑)
ID:NO8.waOKvg
[→765] Re: タイトルについては…   いし : 2022/03/29(Tue) 16:38 No.767

シネポ様が拾い上げてくださった作品ですが、いずれも見ていないことに気が付きました。今更ですが。『』がシネポ様があげてくださった単純明快タイトル(笑)で、「」はレイプという単語が含まれるタイトルです。
1976年八城夏子『犯す!』
   宮下順子『犯される』
   梢ひとみ『暴行!』
1977年宮下順子『責める!』
   宮井えりな『襲られる(やられる)』
   山科ゆり「レイプ25時 暴漢」
1978年小川亜佐美『襲う!!』
   宮井えりな『襲え!』
   八城夏子『暴る!(やる)』
1979年水島美奈子「クライマックスレイプ剥ぐ!」
   水島美奈子「レイプショット百恵の唇」
   石井雪江「レイプハリケーン裂く!!」
1980年岡本ひろみ「レイプハンター狙われた女」
1981年風間舞子「レイプウーマン淫らな日曜日」
1986年麻生かおり「レイプハンター通り魔」

こう見ると、1979年がやはり際立ちますが、意外なのは風祭ゆきさんの映画にはレイプという文字がタイトルに使われていないことです。彼女のにっかつデビューは1980年ですから、タイトル端境期ということでしょうか。それにしてもタイトルがみんな長い(笑)ストーリーっぽくて明快です。シネポ様がつけて下さったタイトルもかなり明快でさすがです(笑)
ID:NO8.waOKvg
[→765] Re: タイトルについては…   ぢーこ ◆UyBusNhG7. : 2022/04/03(Sun) 20:17 No.768

シネポ様

>成人映画の場合、タイトルの決定権はすべて配給会社にあり、会社は客の入りそうなタイトルを好んで付ける、それだけだと思います。

そうですよね。どんなに内容がよくてもタイトルがしっかりしていないとお客も映画館に入ろうとは思わないですからね。
同時期のピンク映画も同じような感じでした。ピンク映画の方は日活とは違ってあまり宣伝力がなかったと思われるのでタイトルもより過激なものになっていました。


しかしですね・・・・・




映画タイトルやポスターを見てある程度内容を想像しながら映画館に入ったものの、「イメージと違った」ということもしばしばありました。いや、「期待を裏切られた」方が多いですね。

例えば八城夏子さんの「犯す!」。八城さんは当時「レイプの女王」と言われており、タイトルはそのままだし、ポスターもかなり刺激的なのですが・・・。実際、レイプシーンはあるものの私のイメージとは全然違っていました。まあ、単にレイプシーンと言ってもシチュエーションに個人個人の好みがあるわけだし、勝手にイメージした自分が悪いのですが、満を持して映画館に入っただけにがっかりでした。

一番酷かったのは原悦子さん主演の「クライマックス 犯される花嫁」ですね。これはネットで見たのですが、タイトルに「犯される・・」とはありますが、原悦子さんのレイプシーンは全くありません。これは完全に「騙された」と言えるくらい。原悦子さん、日活の女優さんの中で可愛い系の1番だと私は思っているのですが、なんとも残念な作品です。


そんな訳で、なかなか「私の好みの」レイプシーンにはなかなか巡り会えません。いし様が挙げて下さった作品のうち、かなりの本数を観ていますが、良かったと思うのは「襲られる」のみ。あとは水島美奈子さんの「クライマックスレイプ剥ぐ!」くらいでしょうか。

単純に、私の好みの問題なんですけどね(笑)
ID:P5qbDV.OXw
タイトルについて   シネポ : 2022/04/04(Mon) 16:39 No.769

いし様、ぢーこ様、続いての書き込みありがとうございます。

いし様、タイトルは映画会社が決定しているというの、ご存じなかったんですね。
その公開タイトルの付け方にも多種あったようで、脚本家が書いてきた内容と付けられた仮タイトルを元に、客が入りそうな煽情的なタイトルに変えるというのがありますし、ほぼ公開タイトルが決まっていて、それに合うような内容でシナリオを書いてもらうというようなこともあったようです。
以前、どなたか忘れましたが、ある監督さんにお聞きしたことですが、公開タイトルが決まっていてもシナリオの段階では仮タイトルで台本を印刷するとのこと。さもないとロケハンや打ち合わせの時に、喫茶店や電車内でその台本を広げられないんだと。そりゃそうですよね、『美人レジ係の女 全員で襲う!』とデカデカと書かれた物は人前では出せません。なので印刷台本の表紙には『レジ袋ご必要ですか?』などと嘘の、あるいは仮のタイトルが書いてあるんだそうです(笑)。
ご苦労なさってますよね。

ただタイトルがどんどん煽情的に、過激に、そして長くなっていったのは、私の感覚ではやはりアダルトビデオの隆盛以降からのような気がします。つまりAVに勝つために、よりエロさを強調しようとしたゆえのこと。80年代中盤以降、ピンク映画の方から段々とそうなっていったような気がします。
なにしろ87年のロマンポルノ最終作のタイトルは、『ベッド・パートナー』と『ラブ・ゲームは終わらない』ですからね。映画のタイトルとしてはすごくいいタイトルですが、やはりおとなしいですよ…。

映画館側としましては、映画会社から2、3か月先に公開する作品のポスターが月に一度ドカッと送られてきます。それを開けるのは楽しみでしたね。タイトルとポスターデザインを見ながらスタッフたちで、「おっ、これは入りそうだな」とか「これは期待できんな」とかワイワイ言ってました。やはりタイトルとポスターは大事でしたね。

ちょっと思い出話ぽくなってしまいました。すいません。
いし様、ぢーこ様、引き続きよろしくお願いいたします。
ID:kSb5moLTg2
[→769] Re: タイトルについて   いし : 2022/04/09(Sat) 12:02 No.770

シネポ様
 はい、初めて知りました。この年になっても人生勉強です(笑)
仮タイトルのお話もなるほど、と納得です。確かに「美人レジ係の女 全員で襲う!!」なんて書かれたものを、いくら私でも喫茶店で広げられません。まあ懐かしのノーパン喫茶でならありうるかという気もしないでもないか??あ、そもそもノーパン喫茶で本を読むヤツはいないか(笑)
ただ、美人レジ係の前でわざと落としてその反応を楽しむ、なんて場面から始まる映画があったら、それはそれで欲情煽情的かもしれません(笑)

確かにポスターで見るか見ないか、決めていた記憶もあります。でもレイプハリケーン裂く!!のポスターの中心部の女は雪江ですが、左後ろの襲われている写真は雪江ではないし、この映画にこのような場面はないので、ちょっと違和感があります。これもよくあることでしょうか。

ぢーこ様
 タイトルのわりに拍子抜け、うーん、やはりぢーこ様ならではの豊富なご鑑賞経験からのご意見です。確かにピンク映画はタイトルが直接的な印象がありますが、私は何故かほとんど見た記憶がないのです。もっぱらにっかつさんにお世話になっていたので。ただやはり「レイプハリケーン裂く!!」はタイトルと内容が見事に同程度の刺激で、これを凌ぐタイトルはないかとすら思ってしまいます。多分、当時このタイトルに刺激されて鑑賞した男性で「期待外れ」と感じた人はいなかったのでは、という気がします。余談ですが、雪江が犯されたあとに別荘で、犯した3人組とともに芸者(山科ゆりさん)のエロ芸を見るというシーンがあります。男性3人は興味津々で(雪江を犯した後なのに若い!!(笑))雪江は興味なさげに例の物憂い表情ですが、その時の白いワンピースから覗く雪江の二の腕や後姿が何とも欲情的で、服を着ていても股間を熱くさせる女だな、と映画雑誌などでそのシーンを見るたびに思っています。話がそれました(笑)
ID:NO8.waOKvg
Re: タイトルについて   いし : 2022/04/11(Mon) 10:03 No.772

何度もごめんなさい。芸者役は橘雪子さんだったかもしれません。山科さんだったか、記憶が曖昧になってしまいました。
ID:NO8.waOKvg

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