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いし様、ぢーこ様、続いての書き込みありがとうございます。
ポスターの写真とスチールの写真についての話になってきましたので、わたしの知っていることを書いておきます。
スチールにつきましては、以前も書いたことがあるんですが、撮影現場で本番カット以外のとき、つまりリハーサルや本番前の最後のテスト、確か本テスと言いましたが、そういうときにスチールカメラマンさんが映画本体の撮影キャメラの邪魔にならないポジションから適当にバシャバシャ撮っていくという段取りだったはずです。なので、映画本編とは微妙に位置関係や表情がずれていたりします。でも、衣装や背景は本編と変わりありません。 スチール撮影のフィルムは、35mmのリバーサルポジフィルムだったはずです。
一方、ポスターの場合は、あのサイズに引き伸ばさなければならず、35mmのリバーサルポジフィルムだと画質が耐えられなくなってしまいます。 なのでポスター用の素材撮影のときは、6×6のブローニーフィルムで撮っているはずです。 これはもう素人には扱えないフィルムで、照明から背景も作らねばならず、スタジオとか外光を遮断した場所でなければ撮影は無理というものです。カメラもそのフィルム専用のカメラだったはずです。 なので必然的に別撮りとなります。 よって本編とは違う感じになってしまうんですね。背景も別撮りのものと合成したりしているはずです。
特に本編撮影がタイトなスケジュールの場合、前宣伝用にポスターは何か月も前に劇場へ渡さなければなりませんので、本編撮影のはるか前に、主演女優さんだけ来てもらってポスター撮りだけするというようなこともあったようです。
もう今はデジカメ、デジタルの時代になっていますので、さすがにこういったことはないと思いますが、当時はそういった感じで結構大変だったというのを、映画会社の方からも監督さんたちからも聞きました。なので石井雪江さんのも別撮り合成ではないかと…。
あと、ソフト化の際のタイトルは、映倫ではなく、ビデ倫での審査になりますので、ビデ倫では「女教師」という単語はOKだったんですかね。 ごめんなさい、わたしはビデ倫については何も知りませんので…。
ということで、わたしの記憶からの覚書です。ただもう何十年も経っていることなので、フィルムの名前や種類、あるいは記憶違いもあるかもしれません。そのときはお許しを…。
ありがとうございます。 引き続きよろしくお願いいたします。 |
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