■コロナ禍対策として短縮営業や休館中の映画館があります■
成人映画上映館では、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言とお客様およびスタッフの安全のために、時短営業や休館を実施されてます。
お出かけ前に各館のホームページやお電話などでご確認ください。
また上映を行う映画館では、営業前の館内消毒や備品の薬品洗浄をはじめ、お客様とスタッフを守るためのコロナ禍対策を実施されてます。スタッフのマスク使用など通常と違う点についても何卒ご了承ください。
※コロナ禍についてはこちらをご覧ください。→『新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)』
ポルノ映画(ピンク映画)というのは、映画です!
アクション映画にアクションシーンが、ホラー映画にはホラーな場面が必要なように、ポルノ映画は、日常や愛やSEX、はたまた冒険などを描いたもので、ちょっとSEXシーンが多めな日本映画の中のひとつのジャンルだと思っていただければいいのです。
ですので、ただSEXを見せることを目的としたアダルトビデオとは根本的に違います。
視覚としてSEXを扱っていますので、両者ともそこで興奮はしますが、ポルノ映画のほうはそれにストーリーなどが絡んできますから、心にまで染み込んでくることがある、そこが大きな違いかもしれません。
もちろん製作過程でも、ポルノ映画は35ミリのフィルムを使って撮影されていますし、映画音楽、効果音なども使って編集されていきます。
また一部の作品は、一般映画以上に評価され、世界各地の国際映画祭にも招待されています。ただ、成人映画という指定を受けていますので18歳以下の人はご覧いただけない、それだけなのです。
大きなスクリーンに映し出される、愛、夢、そしてSEXシーン。
どうぞポルノ映画(ピンク映画・成人映画)上映館で、心ゆくまでご覧下さい。
ロマンポルノと他のピンク映画との違いの一番は、日活という大手の映画会社が作った成人映画ということです。
簡単に例えると、ポルシェがレーシングカーの業績が悪くなって仕方なく、軽自動車の分野にポルシェの技術力でロマンというブランド名で参入し、とんでもない軽自動車を作った、という感じでしょうか。
石原裕次郎や吉永小百合、小林旭、渡哲也などの大スターを有した日活が、一般映画の不振から1971年、成人映画の製作を始めるのですが、当然大手の映画会社だったわけですから、立派な撮影所は持っているわ、優秀なスタッフがいるわ、それまで裕次郎や吉永小百合を相手に映画を撮っていた監督がいるわという状態で、成人映画を作り始めたわけですから、そりゃ従来の低予算やゲリラ的な手法で映画を作っていたピンク映画は敵わないに決まっています。
ですので、初期の頃のロマンポルノを見ていただければお分かりになると思いますが、壮大なセットを作ってみたり、カーチェイスをやって車を何台もぶっ壊したり、はたまた時代劇を作ってみたりと、ほとんど一般映画と変わらない規模で作っています。ま、この辺が一番の違いでしょうね。
後は人材の育成ですかね。これはスタッフ、キャストとも、今の日本映画界を支えている人たちの中に、日活ロマンポルノ出身という方が凄く多いんですよ。
『おくりびと』のアカデミー賞で一躍、時の人になった滝田洋二郎監督をはじめ、森田芳光、金子修介、那須博之、周防正行、中原俊、廣木隆一、相米慎二、崔洋一、黒澤直輔…。凄いメンバーたちです。そんな彼らの、若い頃の情熱に満ちた作品がロマンポルノという作品群です。
現在、ポルノ映画をいつも上映している映画館は全国に約80館あります。
が、日活ロマンポルノが上映されていた1970年代の上映館は、300館以上。ちょっとした繁華街にはあたり前のように上映館があって、だれもがあたり前のように観覧してました。
そんな当時の映画の思い出を気軽に語りあってみませんか?
当サイトでは、『ロマンポルノの思い出掲示板』を設置しました。
また最近のポルノ映画館の状況やはじめていく映画館の様子、作品への疑問点や感想、そんなあれこれを気軽に書き込める掲示板『ポルノ映画Q&A』も設置しました。
わからないことがあれば気軽に書き込んで下さい。逆にご存じなことがあれば、答えてあげて下さいね。
みなさま同士で思いのキャッチボールしましょうよ。